2007年8月18日土曜日

ありえないことだらけの結婚式

妻の姉の2回目の結婚式に行ってきた。
まあ、この結婚式が一言で言うと、バカ!
まず、この結婚に賛成した人は家族の中に
誰一人としていない。
なぜかというと、前の旦那(この男がとんでもないバカ)との
離婚調停中に、同じような男と付き合い始め。
傍から見れば、同じような男なのに、
「この人は特別!」と結婚することに決めた。
はい「バカ」1つ目!
前の旦那と別居をすることになってから、
姉はどんどん太りだした。

そこで、やせて
ウェディングドレスを着るために、
姉は避妊ピルをやめた。その直後、妊娠。
はいここで「バカ」2つ目。
彼女らの世界には、
コンドームというものは存在しないらしい。
新しい旦那の仕事は土方。
最近のアメリカは建設ラッシュ。
でも、この男、結婚直前に仕事を失う。
理由は「働く場所がない」。
いやいや、建設ラッシュだって!
普通なら、仕事を失って、もちろん貯金も無い。
2回目の結婚(しかも誰も賛成していない)なら、
地味にやるものと思っていたら。
盛大にやりたいやって。(←この言い方がすでに他人事)
はい「バカ」3つ目。
もちろん、お金が無いから、大きな会場を借りることもできず、
彼女の家の裏庭でやることに決定。
ここで、「なるほど、いいアイデア!」と思った人、
あなたは大間違いです。
この妻の姉、片付けるということを知らない。
裏庭で式を挙げるということは、
もちろん家の中に人が入るということ。
そして、この家。いつもごみやいらない物、
子供のおもちゃなどが散乱している。
そして、裏庭は、それなりに大きいものの、
もちろん誰も手入れをしていない。
そして、お金が無いということは、
披露宴ができない。
でも、テーマは盛大!
なので、もちろん披露宴も行う。
そこでひとつの疑問、食べ物は?
「Potluck」(ポットラック)!!
これは、アメリカではよくあるパーティーの形。
食べ物をみんなで持ち寄り、わいわいやるパーティー。
そう、ここで「えっ?」と思ったあなたは、
常識を持ち合わせた人です。
食べ物は自分で持ってきてね!やって。
はい「バカ」4つ目きました。
普通、ポットラックパーティーに呼ばれると、
参加者は、大まかにパーティ参加者全員が、
少しずつでも、いきわたるように、用意するのが、
暗黙のルール。
なのに、このバカ達(すでに怒りが入ってる)、
招待状を200人以上に送った。
そうテーマは盛大。
もし、全員が来ることになれば、ものすごい数の料理と、
200人が、裏庭でひしめき合う。
しかも、参加者全員に少しずつでも、ということになると、
料理1つがものすごい量。
もちろん、そんなことなど、考え付くことも無い。
なにせ、常識を持ち合わせた人達ではないから。
結婚式当日会場という名の、姉の家に着くと、
家の中は、泥棒が入ったのか?と思うくらい散らかっている。
ここに来て、別に驚くこともない。
なぜなら、予想していたから。
式直前、参加者は約80人程度。
そう、招待した人達、ほとんどが現れない。
これも、予想していたから、驚かない。
式が始まり、いよいよクライマックス。
新郎と新婦のキス。
もちろんこのキスが、チュッというものではなく、
唇に吸い付き、舌を使った、ディープな見苦しいもの。
あっ、ちなみに結婚式での、ディープキスは非常識。
でも、ここではまだ「バカ」をあげない。
なぜなら、このバカ新郎。
キスの最中に、新婦のお尻をわし掴み。
そう、ここで「バカ」5つ目。
あっ、思い出した。
式を挙げるのに、必要なのが教会からやってくる神父。
この神父もまたやってくれました。
式を挙げている最中、神父の携帯はON!!
なので、何回も携帯が鳴っておりました。
これは「小バカ」1つということで。
そして、披露宴と思いきや、
新郎と、新婦はみんなを集めて、
プレゼントの“披露”宴。
もちろん、非常識極まりない。
なんせ、誰が何を持ってきたか?を
みんなの前で品定め。
「バカ」6つ目。
アメリカでの披露宴は、食べ物とダンスが普通。
食べ物はポットラック。
もちろん期待してはいけない!!
アメリカで本当に料理のできる人は、一握り。
なので、この食べ物。うまいものなんて無い。
そこでダンス。
普通はDJを雇うが、妻の父親がDJ業をしている。
もちろんDJの知識なんでまったくなし。
でも、経験が物をいうので、何とかやってます。
あっ、ちなみに、俺がミキサー卓の使い方とか教えたけどね。
でも、この父親、娘の結婚式の日に、
ほかの結婚式の仕事が入っている。
なので、俺に頼みたかったらしいが、
新婦の友達がなにかのプロらしく、
(いまでも、友達が何のプロかは不明。)
父親は、カラオケができるだけの機材を、
彼女に託し、会場を後に。
もちろん、式の最中も、BGMを流すのだが、
何かのプロだけに、機材の使い方がわからない。
それでも、グダグダのBGMは何とか、流れた。
で、カラオケタイム。
アメリカ人で“歌える”人は、料理ができる人口よりも少ない。
まあ、予想はできているので、大丈夫。
でも、このカラオケ。何かのプロの友達が
使いこなせていない。
そこで、俺に助けを求めてきた。
でも、いまさら何かのプロが適当に使ってきた機材を、
いまさら、直すことは、1から新しく機材を組上げる方が
早いので、俺は「ムリ!」と一言。
なので、結局カラオケはとてもへたくそな新郎の歌と、
何かのプロの友達のへたくそな歌2曲で終了。
まあ、この何かのプロに仕事を頼むところが
「バカ」7つ目。
そうそう、盛大にやりたいのに、カメラマンがいない。
なぜなら、プロカメラマンを雇う金などないから、
これも自称プロの友達カメラマンに頼んだらしいが、
この自称プロカメラマン、結婚式に現れることなく終了。
結婚式と言えば、きれいな花。
この花も、
自称花屋の友達が運んでくるはずが、
到着したのが、式の始まる2分前。
こんなグダグダな結婚式に、
新郎と、新婦は「とてもいい結婚式」と大満足。
そうです、「大バカ」入ります!!
ここで今回の結婚式の結果発表!
大バカ 1
バカ 7
小バカ 1
このブログ書いてても、ムカついてきた。

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