2007年8月26日日曜日

こたつ

去年末に日本に帰ったときに、
日系アメリカ人の友達から
「買ってきて」と頼まれたものがある。
それが“コタツ”。
さすがにテーブルとヒーター部分がセットになった
いわゆるコタツを買って帰るのは、
高いし、かさ張るし、重いし、税金が気になるので、
とりあえず、取替え用のヒーター部分だけ
買って帰ることにした。
友達は最初は喜んだものの、
はてさてどうしたらいいものか?今までほったらかし。
なぜなら、本物のコタツを見たことが無いし、
取り合え用のコタツは日本語の説明書なので、
読むことができない。
そこで、昨日「コタツ・プロジェクト」を決行。
ミッションはアメリカにある物でコタツを組み上げる!
ステップ1「ヒーター部分のチェック」
まずは、コタツのヒーター部分の電源を入れてみて、
どれだけ、天板の部分が熱くなるかをチェックして、
どんな枠組みが必要か?どんなテーブルが必要か?
などの大まかな予定を立てる。
電源を入れて天板をチェック。
それほど熱くならない。
なので、自分達で木の枠組みを作っても大丈夫。
机もガラスやプラスティックなどの、
溶けそうなのもでなければOK。
ステップ2「テーブルを調達」
テーブルは安い家具やに行って、
自分で組み立てるテーブルを購入することに決定。
このテーブルは、天板と足が別々に買えるので、
一番短い足とそれに合う天板を見つけて、
さらに、もう一枚天板を買うことにした。
なぜなら、テーブルセットには、
コタツのヒーターを設置。
そして、その上にブランケットなどを敷いて、
さらに別の同じ大きさの天板をおくと、
日本のようなコタツになるから。
ステップ3「ヒーターの枠組みを作る」
ホームセンター行って、長い木のスティックをゲット。
そして、そこで頼んで、必要な長さに切ってもらった。
ちなみに、この木の棒。
長さが、約3m以上、太さが5cm、厚さが2.5cmで、
なんと100円。
しかもこの値段には、切ってもらうコストも入っている。
ステップ4「組み立て」
まずはすでに切ってある木を組み立て、
枠組みをつくり、それにヒーター部分をはめ入れて固定。
それを、テーブルの天板に固定。
次にテーブルの足を天板に付ける。
出来上がったもの、ブランケットを掛け、
さらにもう一枚の天板を載せて。
コタツ完成!
思ったよりも、簡単で、とても素敵なコタツができました。
あっ、写真とっておけばよかった。
今年の冬、寒くなったら、行くところは、
コタツのある、やつのうちだな!
ちなみに、このコタツのヒーター部分。
ミドリ電化で買って、そのレシートには大きく
「MIDORI」と書いてある。
このコタツを頼んだ友達の名前は「みどり」
なので、彼女は、このレシート見て、大喜び。
「このコタツは、私のためにあるようなもの」やって。

2007年8月18日土曜日

ありえないことだらけの結婚式

妻の姉の2回目の結婚式に行ってきた。
まあ、この結婚式が一言で言うと、バカ!
まず、この結婚に賛成した人は家族の中に
誰一人としていない。
なぜかというと、前の旦那(この男がとんでもないバカ)との
離婚調停中に、同じような男と付き合い始め。
傍から見れば、同じような男なのに、
「この人は特別!」と結婚することに決めた。
はい「バカ」1つ目!
前の旦那と別居をすることになってから、
姉はどんどん太りだした。

そこで、やせて
ウェディングドレスを着るために、
姉は避妊ピルをやめた。その直後、妊娠。
はいここで「バカ」2つ目。
彼女らの世界には、
コンドームというものは存在しないらしい。
新しい旦那の仕事は土方。
最近のアメリカは建設ラッシュ。
でも、この男、結婚直前に仕事を失う。
理由は「働く場所がない」。
いやいや、建設ラッシュだって!
普通なら、仕事を失って、もちろん貯金も無い。
2回目の結婚(しかも誰も賛成していない)なら、
地味にやるものと思っていたら。
盛大にやりたいやって。(←この言い方がすでに他人事)
はい「バカ」3つ目。
もちろん、お金が無いから、大きな会場を借りることもできず、
彼女の家の裏庭でやることに決定。
ここで、「なるほど、いいアイデア!」と思った人、
あなたは大間違いです。
この妻の姉、片付けるということを知らない。
裏庭で式を挙げるということは、
もちろん家の中に人が入るということ。
そして、この家。いつもごみやいらない物、
子供のおもちゃなどが散乱している。
そして、裏庭は、それなりに大きいものの、
もちろん誰も手入れをしていない。
そして、お金が無いということは、
披露宴ができない。
でも、テーマは盛大!
なので、もちろん披露宴も行う。
そこでひとつの疑問、食べ物は?
「Potluck」(ポットラック)!!
これは、アメリカではよくあるパーティーの形。
食べ物をみんなで持ち寄り、わいわいやるパーティー。
そう、ここで「えっ?」と思ったあなたは、
常識を持ち合わせた人です。
食べ物は自分で持ってきてね!やって。
はい「バカ」4つ目きました。
普通、ポットラックパーティーに呼ばれると、
参加者は、大まかにパーティ参加者全員が、
少しずつでも、いきわたるように、用意するのが、
暗黙のルール。
なのに、このバカ達(すでに怒りが入ってる)、
招待状を200人以上に送った。
そうテーマは盛大。
もし、全員が来ることになれば、ものすごい数の料理と、
200人が、裏庭でひしめき合う。
しかも、参加者全員に少しずつでも、ということになると、
料理1つがものすごい量。
もちろん、そんなことなど、考え付くことも無い。
なにせ、常識を持ち合わせた人達ではないから。
結婚式当日会場という名の、姉の家に着くと、
家の中は、泥棒が入ったのか?と思うくらい散らかっている。
ここに来て、別に驚くこともない。
なぜなら、予想していたから。
式直前、参加者は約80人程度。
そう、招待した人達、ほとんどが現れない。
これも、予想していたから、驚かない。
式が始まり、いよいよクライマックス。
新郎と新婦のキス。
もちろんこのキスが、チュッというものではなく、
唇に吸い付き、舌を使った、ディープな見苦しいもの。
あっ、ちなみに結婚式での、ディープキスは非常識。
でも、ここではまだ「バカ」をあげない。
なぜなら、このバカ新郎。
キスの最中に、新婦のお尻をわし掴み。
そう、ここで「バカ」5つ目。
あっ、思い出した。
式を挙げるのに、必要なのが教会からやってくる神父。
この神父もまたやってくれました。
式を挙げている最中、神父の携帯はON!!
なので、何回も携帯が鳴っておりました。
これは「小バカ」1つということで。
そして、披露宴と思いきや、
新郎と、新婦はみんなを集めて、
プレゼントの“披露”宴。
もちろん、非常識極まりない。
なんせ、誰が何を持ってきたか?を
みんなの前で品定め。
「バカ」6つ目。
アメリカでの披露宴は、食べ物とダンスが普通。
食べ物はポットラック。
もちろん期待してはいけない!!
アメリカで本当に料理のできる人は、一握り。
なので、この食べ物。うまいものなんて無い。
そこでダンス。
普通はDJを雇うが、妻の父親がDJ業をしている。
もちろんDJの知識なんでまったくなし。
でも、経験が物をいうので、何とかやってます。
あっ、ちなみに、俺がミキサー卓の使い方とか教えたけどね。
でも、この父親、娘の結婚式の日に、
ほかの結婚式の仕事が入っている。
なので、俺に頼みたかったらしいが、
新婦の友達がなにかのプロらしく、
(いまでも、友達が何のプロかは不明。)
父親は、カラオケができるだけの機材を、
彼女に託し、会場を後に。
もちろん、式の最中も、BGMを流すのだが、
何かのプロだけに、機材の使い方がわからない。
それでも、グダグダのBGMは何とか、流れた。
で、カラオケタイム。
アメリカ人で“歌える”人は、料理ができる人口よりも少ない。
まあ、予想はできているので、大丈夫。
でも、このカラオケ。何かのプロの友達が
使いこなせていない。
そこで、俺に助けを求めてきた。
でも、いまさら何かのプロが適当に使ってきた機材を、
いまさら、直すことは、1から新しく機材を組上げる方が
早いので、俺は「ムリ!」と一言。
なので、結局カラオケはとてもへたくそな新郎の歌と、
何かのプロの友達のへたくそな歌2曲で終了。
まあ、この何かのプロに仕事を頼むところが
「バカ」7つ目。
そうそう、盛大にやりたいのに、カメラマンがいない。
なぜなら、プロカメラマンを雇う金などないから、
これも自称プロの友達カメラマンに頼んだらしいが、
この自称プロカメラマン、結婚式に現れることなく終了。
結婚式と言えば、きれいな花。
この花も、
自称花屋の友達が運んでくるはずが、
到着したのが、式の始まる2分前。
こんなグダグダな結婚式に、
新郎と、新婦は「とてもいい結婚式」と大満足。
そうです、「大バカ」入ります!!
ここで今回の結婚式の結果発表!
大バカ 1
バカ 7
小バカ 1
このブログ書いてても、ムカついてきた。

2007年8月4日土曜日

ついにやりました!

別に悪いことをやったわけでないよ。

いままでできなかった事が、
アメリカに来てついに達成されました。
アメリカじゃないとできないというわけではないけど、
今まで何度も挑戦して、失敗に終わっていた。

で、何を達成したかというと、
「風の谷のナウシカ」を最後までみること、

実は今まで最後まで見たことが無い。
いつも途中で眠くなって寝てしまう。

たぶんテーマが重過ぎるからだと思う。

スタジオジブリの作品ですきなのは、
「天空の城、ラピュタ」
あの冒険ものがすき。
あとは、「魔女の宅急便」と「となりのトトロ」。
そう、子供が見て楽しめるもの。
「もののけ姫」はまだ大丈夫だけど、
「千と千尋の神隠し」にいたっては、
言いたいことは理解できても、それを自分の中で、
アニメをみた感想として、消化できない。
しかも、
「千と千尋の神隠し」
アメリカ人で好きと言う人が多い。
なので、たまに論議になるが、
「未来少年コナン」などの、
すごく初期の作品を見たことのない人達に、
「ラピュタ」が一番というのが理解できるわけが無い。
でも、議論になった時にさすがに、
いつも「ナウシカ」は見たことが無いでは、
話にならないのと、妻がどんな話?と興味津々だったので、
図書館からDVDを借りて、今回初めて、最後まで見た。
で、感想は・・・
やっぱり重い。
しかも。妻にいたっては、俺の病気が移ったみたい。
最後まで見ることなく、爆睡!
まあ、似たもの夫婦って事ですか?
それにしても、このアメリカ国内用に作られたDVD、
日本語で見ることはできても、
最後のお楽しみの安田成美のとてもへたくそな
「♪風の谷の~ナウ~シカ~」が無い!
今回のこの映画を最後まで見るための
自分を励ます材料の1つだったのに・・・

ほかの人はどんな宮崎アニメ(高畑勲アニメも含む)が
好きなんやろ?