2013年6月20日木曜日

父親になります Part7

現在、妊娠38週目。 

もういつ生まれてきてもおかしくない状況。
前回にこのブログをアップした時には、
うちの子は逆子だった。
でも今は、頭が下になって準備万端。
鍼灸治療、カイロプラクティックなど
いろいろと試した甲斐があった。
あとは、子供が出てくるのを待つだけ。
でも、子供が生まれた後の事を考えると、
心配しなければいけないことが
山ほどあるということを考えると、
待ち遠しいんだか?待ち遠しくないんだか?
でも、最後には無事に生まれてきてくれることを祈るだけ。


2013年6月4日火曜日

父親になります Part6

現在、妊娠36週目。

順調に進んでいる妊娠と思いきや、
お腹の中の子供はすくすくと育っているらしいが、逆子らしい。
でも、うちの場合、逆子と言っても、
頭が完全に上にある逆子ではなく、
横に寝そべっているような逆子。
でも、頭が完全に下に無い場合は全て逆子扱いになり、
このままでは、法律上、助産院で自然分娩をする事ができない。
なので、今は逆子の頭を下にする方法をたくさん試している。
もちろん薬や手術などはできないので、
もっぱら東洋医学の力を借りて、まずはカイロプラクティック。
子宮を覆っている下腹の筋肉を和らげて、
子宮にゆとりを与えて、子供が動きやすい環境を作る。
その他は、逆子体操と呼ばれる動き。
四つん這いの状態からさらに頭を下げて、
お尻を上げるポーズをとって、子宮にゆとりを与える。
そして、今週は鍼灸治療で、足の小指にある至陰と
呼ばれるつぼに、お灸を据える事で、
子宮にゆとりを作った上に、赤ちゃんに適度に刺激を
与える事で、逆子を直すらしい。
もし、それでも直らない場合は、エコーをとる先生の中に、
お腹を触りながら、赤ちゃんを回転させるて、
正しいポジションに戻す事ができる人もいるらしい。
その人に会いにいって逆子を直してもらうつもり、
しかもこれにはタイミングがあり、妊娠37週目以降でないと
行ってはいけないらしい。
なぜなら、お腹の中の赤ちゃんを移動させる事で、
陣痛を促す可能性を否定できないため、
未熟児として生まれないためにも、37週目以降らしい。
でも、これが38週目に入ると、赤ちゃんが大きすぎて
回転させるのが難しくなるらしい。
なので、37週目以降に可能と言っても、
実際は37週目しかチャンスが残っていない。
まだ37週目まで少し時間があるので、
それまでできる事をやっていこうと思う。
この経験から学んだ事は、アメリカで簡易のお灸を
探すのはとても大変!
あと、お灸にはつぼに乗せて火をつけるだけでなく、
ぶっとい線香の様なものを、つぼに近づけやるタイプもあり。
これは、売っているところを見つけたが、
使い方がよくわからないだけに、買う事を躊躇している。
次のブログでは、赤ちゃんがちゃんとしたポジションにいる事を
報告できればいいと思っている。 
乞うご期待!
 

2013年3月17日日曜日

父親になります Part5

現在、妊娠25週目。

アメリカで出産するというのは、 日本とは違うとことがたくさんある。
父親になります Part2でも書いた通り、
アメリカでの出産は、助産院ではなく、病院が普通。
でも、病院で出産となると、陣痛が始まってから、
病院にいって、出産が始まるまでは
ただ看護士さんに囲まれているだけで
産婦人科のお医者さんが来て、 赤ちゃんを取り上げるのは、
20~30分だけ。
しかも、アメリカの医療システムは、すこし間違っている。
病院で病気の人たちを助けるというのはもちろんだけど、
その上にはビジネスという観念がある。
注射を1本打って、いくら入ってくるという考えの世界もある。
そうなると、もしまったく異常がない状態であっても、
父親になります Part3でも、書いたみたいに、
必要のない検査や薬を、医者と言う特権を利用し、
患者の弱みに付け込んで、押し売りしてくる人たちもいる。
(すべての医者がそうと言うわけではない。)

自然分娩を望む妻と俺としては、
無理に無痛分娩薬や、陣痛促進剤などに頼りたくない。
そこで、アメリカでMidwifeと呼ばれる
助産師(産婆)さんを雇うことにした。
このMidwifeの役割は自然分娩を手伝ってくれる。
これからは、この人と定期健診を行い、
関係をもっと深めていき、出産の際には、
妻が心地よい環境で分娩ができる体制を整えてくれる。

そして、今回お世話になるMidwifeに会ってきた。
この人のすごいところは、初めて会った人をとても暖かく迎えてくれる。
というか、話をしていてとても心地がいい。
こっちまでやさしい気持ちにさせてくれる。
まあ、ここまで人を優しい気持ちにできるとは、
仕事で長年培ってきた技量というより、
この人の本来もっているやさしさの表れのはず。
あと、この人本当にこの仕事が好きで、
ここまでやさしいとこの仕事はとても向いてるとも思わせた。
うん。この人になら、子供を取り上げてもらいたい!

 

2013年2月25日月曜日

父親になります Part4

エコーの検査で、 健康かどうかよりも、
やっぱり気になるのは、赤ちゃんの性別。 
ドラムロールよろしく!
うちの子供の性別は………
男の子!!!
これでうちも安泰!
本家の長男として、育ってきて、アメリカに来ても、
一応、跡取りを作らなければという気持ちはあったから
男の子で、一安心。と思ったら大間違い。
これから考えなければいけないことがたくさん。

まずは、名前。
これは結婚したときから、子供ができたら、
うちの日本人の両親も、妻のアメリカ人の両親も
ちゃんと発音のできる名前と言うのに決めていた。
なので、これから日本の名前のように聞こえるアメリカ名か、
アメリカの名前のように聞こえる日本名を考えないといけない。
ちなみに今のところまだ1つも候補がない。
それと、候補はいくつか必要。
なぜなら、出てきた子供の見た目が、
第1候補の名前とまったく違うようなら、
しっくりくる名前を第2、第3候補から選ばないといけない。

あと、アメリカで生まれる男の子ならでは問題、
割礼もするかどうかを考えないといけない。
これは、さすがに簡単に決めれるものでもない。
もし、手術が必要なぐらい、何か医学上に問題があるなら、
子供の健全な成長を願って、割礼はすると思う。
でも、自分の体でもなく、医学上何も問題もないのに、
罪もない子供にメスを入れるというのはどうか?
日本では包茎って聞くと、何か病気のようで、
しかも不潔なイメージがあって、女の人には嫌われているが、
真性包茎でなければ、何も問題がなく、
日本人の7割以上が仮性包茎。
しかも世界的に見ると、世界のほとんどの人が仮性包茎。
なので、別に割礼をしなくても問題はない。
あと普段から剥けている(正直言ってちょっと自慢) 俺としては、
包皮って必要?とも思ってしまう。
で、必要ないなら切ってしまえば?とも思う。
子供のころに切ると、大人になってから包茎手術をするよりも
術後の直りや手当ての仕方が格段に早くて簡単。
2、30年前なら、アメリカでは割礼が当たり前だったから、
ほとんどの男性が割礼をしていたみたいだけど、
今は、医学上なんの問題もない子供にメスを入れるのは
残酷という人道的な考えの人が増えてきて、
生まれたての子供に割礼をするのは、
約半分までに減ってきているらしい。 
なので、最近男の子が生まれた、父親友達に聞いてみると、
割礼の割合は半分、半分。
いま、かなり悩み中。
出産までまだあと4ヶ月あるから、
それまでさらにリサーチが必要かも。

2013年2月22日金曜日

父親になります Part3

現在、妊娠20週目。

日本で言うエコー検査に行ってきた。
超音波を使ったおなかの中の赤ちゃんを見る検査。
この検査では、赤ちゃんの心音を聞いたり、
体のパーツの大きさを計測したりして、
赤ちゃんの成長を検査するもの。
この検査で頭にきたことがある。
それはこのお医者さんの対応。
子供をこれから授かる親と言うのは、
何もかもが不安なもの。
もちろん、頼れるのはその道のプロのお医者さん。
お医者さんは、あくまでも味方であって、
敵になってはいけない。
ましてや、親になる人間の不安を取り除くのも仕事。
でも、このエコーを担当したお医者さんの態度が
あまりにも悪すぎ。
ちなみに、このエコーを担当してくれたお医者さんは、
普段から定期健診でお世話になってる人でもなければ、
同じ病院の人でもない。
まず、初めに聞かれたのが、おなかの中にいる子供に
遺伝子疾患や染色体異常がないかを調べるテストをするかどうか?
妻と二人で、どんな子であっても、自分達の子だから
がんばって、愛して育てていこうと決めてたので、
このテストはしないことに決めていた。
なので、テストはしないということを伝えると、
急に態度が冷たくなり、いきなり遺伝子疾患や染色体異常の
リスクなどを話し出して、賢い、思いやりのある親ならやって当然、
しかもなにか以上があれば今からでも中絶はできるわよ。
なんて言いだしてきて、さらにテストやる?と再確認。
でも、そこでもやらないとはっきり断ると、
今度は淡々とエコーの画像を見ながら、
もしかしたらこの子はお腹が少し出てるから、糖尿病かも、
腎臓におしっこが溜まっているから、腎臓に病気があるかもと、
不安にさせることばかりを言い出して、
何一ついいことを言う気配なし。
で、最後には、まああなた達があまりこの子を
気にしないんならいいんじゃない?的に、終わらせた。
その後、部屋をそのお医者さんが部屋を去った後、
妻に、もしテストをするとしたら、この病院?ってきいたら、
違うんじゃない?って反応。
そんなイライラを抱えながら、20週目の定期健診を受けに、
いつものお医者さんのところへ向かった。
そこで、その病院の看護師さんに、
もし遺伝子疾患や染色体異常のテストを受けるとしたら、
ここ?それとも、エコーを受けた病院?と聞くと、
エコーを受けた病院よと即答。
何でそんなこと聞くの?と聞かれたから、
そこの病院であったことを話すと、
そんなことをいうお医者さんは失格ね!と
看護師まで頭にきてた。
その後、いつものお医者さんにエコーでもらった
診察の結果を伝えると、
糖尿病は、子供がかかる場合は遺伝の問題だから、
家族に子供がかかる糖尿病の人間がいなければ
心配する必要もなく、
腎臓に残ったおしっこも、胎児にはよくあることで、
これから、さらにおなかの中で大きくなるにつれて、
自然と直ることがほとんどらしい。
そんな事教えてくれなれば、分からないことだらけ。
でも、一応、今のところ子供は何も問題なく、
すくすく成長中。
これには一安心。

2013年1月14日月曜日

父親になります Part2

現在、妊娠16週目。
 
日本でも妊娠や出産などのことは、皆無といっていいほど知識がない。
ここに来て驚いたのが、日本での妊娠期間は
10月10日(とつきとうか)と言われるけど、
アメリカでは9ヶ月らしい。
これはアメリカでは妊娠期間が短いというわけではなく、
一般的な数え方が違うらしい。
医者に行くと日本のような数え方に近く、
妊娠期間の数え方が、 受精したときが1週目とかではなく、
受精する前の最後の月経かた数えるらしい。
日本でも、月経が来なくて、お医者に言って検査した時に、
実際に受精して3ヶ月たってるわけではなくいのに、
妊娠3ヶ月ですって言われるのは、そのせいらしい。 
なので、ここではあえて何ヶ月とは言わず、何週目と書こうと思う。
40週目が出産予定日にあたるらしい。
 
あと妊娠に関しては日本語ではいろんな言葉は聞き覚えがあるが、
さすがに英語ではさっぱり。
アメリカで医者や看護士になりたいと思わない限り、
英語を勉強する時に、出産や妊娠に関係する言葉を
勉強する人はそんなにいないと思う。
まして、女性なら定期健診などで聞くことがあるかもしれないが、
さすがに男だと、そういった言葉を耳にすることがほとんどない。 
今日は、そんな言葉を並べてみたい。
ここを読んでいる近い将来アメリカで父親になる日本男性に役立ってもらえればいいかな? 

・OB/GYN
これはObstetrics and gynecologyの略で、
日本語で言う産婦人科。
たいていの人がこのお医者さんに見てもらう。
ここで定期健診をしてもらって、お産もここで行う場合もある。

・Midwife
ワイフと聞くと、別の妻がいるのか?と思うけど、
これは日本語で言う助産師のこと。
この人は、出産に関するプロ。
子供を取り上げるのもこの人。
このMidwifeに子供を取り上げてもらうということは、
OB/GYNには、お世話にならない場合が多々ある。
しかも、この人とOB/GYNの大きな違いは、
帝王切開が必要な場合は、このMidwifeは手術ができない。
それと、アメリカでは無痛分娩という、薬を使って、
痛みを消して、出産させる方法がある。
これもOB/GYNの仕事で、OB/GYNも普通の分娩をしてくれるが、
こんな言い方をするのは嫌だけど、病院によっては、
ビジネスと割り切って、金儲けや医者達の都合で
薬を使って陣痛を促したり、無痛分娩や
帝王切開を無理に勧めてくるところもある。
でも、このMidwifeは普通の出産をしたい人のための味方。

・Dula
これはさすがに女性でも知ってる人は少ないかも。
日本語では産婆さんらしいが、でもこのDulaにあたるいい訳は無いかも。
どんなことをするかと言うと、簡単に言うと妊婦のサポーター。
Dulaになるには免許はいるが、Midwifeのように医学の知識を
そんなに必要とされない。なぜなら、出産などには一切関わらない。
ただ、妊婦にアドバイスをあげ、出産の際に立ち会って、
励ましたりと、妊婦の心強い味方になってくれる。
ただ、妊娠や出産に対する知識は半端なく豊富。
なので、妊娠のことをとてもよく知ってる友達みたいなもの。

・Ultrasound
これは日本で言うエコーのこと。
胎児を超音波を使ってみたり、聞いたりできる機械。
OB/GYNが使用する。

・Prenatal
日本語では出産前や妊婦向けと訳される。
この言葉はPrenatal Careなどの定期健診のほか、
Prenatal Supplementと妊婦が必要とする栄養素を補うサプリなど、
妊婦に関することに使われる。


今のところは、 これぐらいかな?
でも、ここに言葉はあくまでも主観も入っているので、
詳しいことは奥さんやお医者さんなどのちゃんと知識のある人に
聞いてください。

父親になります Part1

妻が妊娠した。
そう、父親になります。
しかもアメリカで。

結婚して早8年半。
別に今までできなかったわけではない。
今まで作らなかっただけ。
結婚したら、すぐに子供って人もいるけど、
そんなに子供好きでもないから、別にどうでもいいや。って気持ちと、
まずは、2人で結婚生活をちゃんとして、
夫婦としてやっていけるか?を確認してから出ないと、
子供なんてとんでもないと思ってた。

で、なぜ今かと言うと、妻が高齢出産になる前に
子供を作っておきたいから。
あと、さすがに長男なので、跡継ぎを作らないといけないという
使命を日本の文化として背負っているので。

妊娠の兆しが出たのは、10月の半ば。
妻が胸が張って痛いと言い出した。
でも、低用量口径妊娠薬を取らなくなったところなので、
体が徐々に正常な状態に戻ってるんじゃない?と思っていた。
でも妻はそれでもおかしいということと、月経が遅れているということで、
妊娠検査薬を使ってテスト。
でもその時は陰性。
そして、そのすぐ後に日本への2週間の里帰りが待っていた。
(妻にとっては、日本旅行だけど、家族に会うという意味では里帰り。)
そして日本でも調子はいまいち良くなく、 
最初の1週間は乗りきったものの、
やっぱり妊娠してるかもと言うことで、
日本の薬局に行って妊娠検査薬を調達。
(男の俺が妊娠検査薬の箱の注意書きなどをしっかり読んで、
いいものを選ばなければいけないなんて想像したことすらなかった。)
そして、実家に帰って早速テスト。
妻がトイレの中から、俺を呼んで、その光景をうちの親は
不思議そうに見みてた。
なぜなら、妊娠してるかもとは言ってなく、
まさか日本で妊娠検査をしてるなんて思ってもいない。
で、トイレから出てきた俺たちを、うちの親は「大丈夫?どうかした?」と、
トイレで何かアクシデントでもあったかのように心配してる。
そこで「妊娠してる」って伝えると、
鳩が豆鉄砲食らったとはよく言ったものだ!
本当に鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしてた。
で、事の重大さに気付いた母親は「おめでとー」の連呼。
しかし父親は「もうあきらめててん」とつぶやいた。
さすがに8年半も子供が無かったから、作らないのか、作れないのかと
あきらめていたらしい。
父親に関してはあまりうれしくないのかな?と思っていたら、
その日の夜に、ケーキをこっそり買ってきて、
「お祝いしようか?」やって…
うれしかったら、素直に喜べばいいのに。

当の本人の俺としては、
うれしいといえば、うれしい。
でも、不安な事ばかり。