2013年1月14日月曜日

父親になります Part2

現在、妊娠16週目。
 
日本でも妊娠や出産などのことは、皆無といっていいほど知識がない。
ここに来て驚いたのが、日本での妊娠期間は
10月10日(とつきとうか)と言われるけど、
アメリカでは9ヶ月らしい。
これはアメリカでは妊娠期間が短いというわけではなく、
一般的な数え方が違うらしい。
医者に行くと日本のような数え方に近く、
妊娠期間の数え方が、 受精したときが1週目とかではなく、
受精する前の最後の月経かた数えるらしい。
日本でも、月経が来なくて、お医者に言って検査した時に、
実際に受精して3ヶ月たってるわけではなくいのに、
妊娠3ヶ月ですって言われるのは、そのせいらしい。 
なので、ここではあえて何ヶ月とは言わず、何週目と書こうと思う。
40週目が出産予定日にあたるらしい。
 
あと妊娠に関しては日本語ではいろんな言葉は聞き覚えがあるが、
さすがに英語ではさっぱり。
アメリカで医者や看護士になりたいと思わない限り、
英語を勉強する時に、出産や妊娠に関係する言葉を
勉強する人はそんなにいないと思う。
まして、女性なら定期健診などで聞くことがあるかもしれないが、
さすがに男だと、そういった言葉を耳にすることがほとんどない。 
今日は、そんな言葉を並べてみたい。
ここを読んでいる近い将来アメリカで父親になる日本男性に役立ってもらえればいいかな? 

・OB/GYN
これはObstetrics and gynecologyの略で、
日本語で言う産婦人科。
たいていの人がこのお医者さんに見てもらう。
ここで定期健診をしてもらって、お産もここで行う場合もある。

・Midwife
ワイフと聞くと、別の妻がいるのか?と思うけど、
これは日本語で言う助産師のこと。
この人は、出産に関するプロ。
子供を取り上げるのもこの人。
このMidwifeに子供を取り上げてもらうということは、
OB/GYNには、お世話にならない場合が多々ある。
しかも、この人とOB/GYNの大きな違いは、
帝王切開が必要な場合は、このMidwifeは手術ができない。
それと、アメリカでは無痛分娩という、薬を使って、
痛みを消して、出産させる方法がある。
これもOB/GYNの仕事で、OB/GYNも普通の分娩をしてくれるが、
こんな言い方をするのは嫌だけど、病院によっては、
ビジネスと割り切って、金儲けや医者達の都合で
薬を使って陣痛を促したり、無痛分娩や
帝王切開を無理に勧めてくるところもある。
でも、このMidwifeは普通の出産をしたい人のための味方。

・Dula
これはさすがに女性でも知ってる人は少ないかも。
日本語では産婆さんらしいが、でもこのDulaにあたるいい訳は無いかも。
どんなことをするかと言うと、簡単に言うと妊婦のサポーター。
Dulaになるには免許はいるが、Midwifeのように医学の知識を
そんなに必要とされない。なぜなら、出産などには一切関わらない。
ただ、妊婦にアドバイスをあげ、出産の際に立ち会って、
励ましたりと、妊婦の心強い味方になってくれる。
ただ、妊娠や出産に対する知識は半端なく豊富。
なので、妊娠のことをとてもよく知ってる友達みたいなもの。

・Ultrasound
これは日本で言うエコーのこと。
胎児を超音波を使ってみたり、聞いたりできる機械。
OB/GYNが使用する。

・Prenatal
日本語では出産前や妊婦向けと訳される。
この言葉はPrenatal Careなどの定期健診のほか、
Prenatal Supplementと妊婦が必要とする栄養素を補うサプリなど、
妊婦に関することに使われる。


今のところは、 これぐらいかな?
でも、ここに言葉はあくまでも主観も入っているので、
詳しいことは奥さんやお医者さんなどのちゃんと知識のある人に
聞いてください。

父親になります Part1

妻が妊娠した。
そう、父親になります。
しかもアメリカで。

結婚して早8年半。
別に今までできなかったわけではない。
今まで作らなかっただけ。
結婚したら、すぐに子供って人もいるけど、
そんなに子供好きでもないから、別にどうでもいいや。って気持ちと、
まずは、2人で結婚生活をちゃんとして、
夫婦としてやっていけるか?を確認してから出ないと、
子供なんてとんでもないと思ってた。

で、なぜ今かと言うと、妻が高齢出産になる前に
子供を作っておきたいから。
あと、さすがに長男なので、跡継ぎを作らないといけないという
使命を日本の文化として背負っているので。

妊娠の兆しが出たのは、10月の半ば。
妻が胸が張って痛いと言い出した。
でも、低用量口径妊娠薬を取らなくなったところなので、
体が徐々に正常な状態に戻ってるんじゃない?と思っていた。
でも妻はそれでもおかしいということと、月経が遅れているということで、
妊娠検査薬を使ってテスト。
でもその時は陰性。
そして、そのすぐ後に日本への2週間の里帰りが待っていた。
(妻にとっては、日本旅行だけど、家族に会うという意味では里帰り。)
そして日本でも調子はいまいち良くなく、 
最初の1週間は乗りきったものの、
やっぱり妊娠してるかもと言うことで、
日本の薬局に行って妊娠検査薬を調達。
(男の俺が妊娠検査薬の箱の注意書きなどをしっかり読んで、
いいものを選ばなければいけないなんて想像したことすらなかった。)
そして、実家に帰って早速テスト。
妻がトイレの中から、俺を呼んで、その光景をうちの親は
不思議そうに見みてた。
なぜなら、妊娠してるかもとは言ってなく、
まさか日本で妊娠検査をしてるなんて思ってもいない。
で、トイレから出てきた俺たちを、うちの親は「大丈夫?どうかした?」と、
トイレで何かアクシデントでもあったかのように心配してる。
そこで「妊娠してる」って伝えると、
鳩が豆鉄砲食らったとはよく言ったものだ!
本当に鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしてた。
で、事の重大さに気付いた母親は「おめでとー」の連呼。
しかし父親は「もうあきらめててん」とつぶやいた。
さすがに8年半も子供が無かったから、作らないのか、作れないのかと
あきらめていたらしい。
父親に関してはあまりうれしくないのかな?と思っていたら、
その日の夜に、ケーキをこっそり買ってきて、
「お祝いしようか?」やって…
うれしかったら、素直に喜べばいいのに。

当の本人の俺としては、
うれしいといえば、うれしい。
でも、不安な事ばかり。