2007年5月30日水曜日

同じハイブリッドなのに

アメリカの高速道路には、都市圏で
“HOVレーン”なるものが存在する。
この車線は、車に乗ってるのが2人以上じゃないと
走ってはいけない車線。
だから、朝夕のラッシュ時に、1人で運転してる人は
走ることができない。
これによって自家用の車を使わず
乗り合いで会社にやってくる人たちに、
ラッシュ時には渋滞知らずで通勤ができる。
で、いくつかの州では、このHOVレーンを
2人以上乗っていなくても、車がハイブリッドであれば、
特別なステッカーをもらって、走ることができる。
しかし、この法律、ワシントン州にはない。
で、ついこないだ、環境保護局なるところが、
独自(これが曲者)の調査と基準により、
これからの法律を作る指針になりうる、
HOVレーン、1人でも走ってもいいハイブリッド車のリストを発表した。
このリストの中になんとサターンのVUEが入っていない。
何でも、基準を満たしていないらしい。
理由は、GM“ジェネラル・モータース”(サターンはこの子会社)の
ハイブリッドの仕組みが一番有名なトヨタの仕組みとは、
まったく違うところにある。
簡単に言うと、トヨタのハイブリッドは、
ある程度の速度に達しなければ、車は電気の力だけで動く。
なので、街を走る時には、とてもいい燃費が得られるが、
高速を走ると、その燃費は落ちる。
でも、このGMのハイブリッドは、街走りで燃費が悪く、
高速でいい燃費が得られる。
このシステムで得られる燃費が、環境保護局の基準に
満たしていないらしい。
せっかくハイブリッド買ったのに・・・
それにしても、GMの車が1台も基準を満たしていない。
だって、GMってアメリカの車会社で、
日本ではそんなに有名じゃなくても、
アメリカではかなり幅を利かせている車会社。
それが日本車がいい優遇を受けて、アメリカ車が台無しって、
政府の機関の基準でも、政府とアメリカの会社が黙っていないぞ!
がんばれGM!!
どうにか抗議をするのだ!

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